新体験~トラムディナー~
2018年の6月からスタートした新しいアトラクション、ロッテルダムのトラムディナー『RotterTram』。
街中でこのトラムが走っているのを最初に見たときから、ずっと行きたかったのですがようやくようやく行動に移すことができました!(なんでこんなに実現するまでに時間がかかったのか自分でも謎だったのですが、そこはまぁまぁ)
一応建前として私のバースデーディナーという事で、ネットで予約してお支払いまで終了させて準備完了✨すごく簡単に手続きできました。
このレトロトラムが街中を2時間半かけて色々と回ってくれます。
オランダの川マースを走る遊覧船『spido』目の前のトラム駅から出発します。
ディナーは6時半からスタートなのでその少し前から搭乗開始です。お支払いが完了したら予約済みで確認メールが届くので、それを乗り込む前に見せるとなんともフレンドリーで感じのいい係員が席を案内してくれます。
中は本来のトラムとは違い、モダンな雰囲気でオシャレに改装されています。
トラムで飲み物飲んでいたら予想不可能な急ブレーキがかかった時に、赤ワイン(←中でもこぼれたらヤヤコシイお酒)がお洋服についちゃったらどうするのさ~と疑問だったのですが、なるほど・なるほど、テーブルはこうなっているのですね。これなら安心です。
こちら天井の様子。照明もオシャレだし、天井に施されているアートもロッテルダム(???)の地図になっていて気分を盛り上げてくれます。
この時ばかりは思わず大きな声で「We love Rotterdam!!」と言ってしまいそうになります。
そしてトラムも動き出し、徐々にディナースタートです。
こちらのディナーは4品のコース+飲み放題で€80/一人です。(1万円ほどでしょうか)
そしてシャンパンが出てきた?!と思ったらもちろんcavaです!よく冷えていておいしかったです。ちなみに飲み終わったらお代わりもできます♪
まず一品目。缶詰を容器に見立てたツナとキヌアのサラダ。揚げ海苔チップスも入っていました(笑) 和洋オーガニック料理?!なんか雰囲気に惑わされている感じもしますが、とりあえずオシャレ。
そして2品目。ラザニアです。美味しかった記憶はあるのですが、中に何が入っていてどんなソースだったのが残念ながら忘れてしまいました・・・グルメレポーター失格です。スマセン。。。
そしてなんとあるまじき失態なのですが、まさかの3品目のメイン料理を写真に写し忘れました。お肉料理だったのですが、写真にとる前に必死に食べちゃうほど美味しかったということでお許しくださ~い📣
そしてトラムはというとグルグルと街中を回って、まさかの再び出発地点の近くに戻ってきました!!!通常のトラムが走っている同じ線路上を走行します。
ロッテルダムの街中を歩いている人や車の人たちの視線を一身に受け、いいだろーーいいだろーー(´▽`)と子供の頃のような単純な優越感に浸れました。
そしていよいよロッテルダムのシンボル『エラスムス橋』を渡ります。
自転車のおじいさん、頑張れぇぇ~
と、優雅に車内でスパークリングワインを飲みながら僭越ながら応援。
そしてエラスムス橋を渡ってロッテルダムの南側にやってくると、地元サッカーチーム フェイエーノールド (Feijenoord)のスタジアムが見えてきます。
そしてその少し先でUターン。
こちらもロッテルダムのシンボル『ユーロマスト』です。この中のレストランも絶景です。このユーロマストではバンジージャンプ(??)もどきのスリリングなアトラクションもあります。
ロッテルダムは基本新しい建物が多くとても近代的な街なのですが、戦争でドイツ軍の攻撃を受け街が大きな被害をうけてしまったという悲しい歴史があります。
ただロッテルダムでも古い街並みや建物が残っているDelfshavenという歴史地区があります。
そしてこの風車はそのエリアに残っているものです。
冷静にみるとすぐそばには住宅地が続いているという、すごい光景です(笑)
そしてこちらがその歴史的地区のDelfshavenの中心地です。
確かにロッテルダムの街中ではなかなかここまでレトロな風景は見られません。
そしてロッテルダムの観光名所をめぐりながら、こちらも有名な観光名所『キュービックハウス』です。
このおもちゃのブロックのようなのは居住地で、本当に中に住んでいる人がいます。ブロックの居住地が集まって集合住宅のようになっているのですが、その中の一つだけ有料でお部屋の中を見学できるところがあります。
そしてトラムの旅も終盤。デザートがでてきました。赤ワインやら白ワインやら飲みまくって、お腹も一杯になってきていたのでアイスとフルーツの組み合わせは有難い(人''▽`)
そして始発の場所に戻ってきて、終了~。お料理はお値段の割に正直まぁまぁといってところですが、でも2時間半のトラムの旅と飲み放題の入ってこの価格は結構いいかも!です。
8年も住んでいるこの街をこんな形でお食事しながら巡るのは感慨深いものがありました。よい経験になりました。
南仏〜ニース編〜
南仏旅行編、最後の投稿は今回滞在拠点にしたニースです。
ニースと聞いて私の中で思いつくのが何故か単語のCôte d'Azur。それを聞くだけで個人的に『青い空、青い海』というイメージが目の前に広がるのですが、確かによくよくこの単語を直訳してみると、青(Azure)の隣(Côte)?!という解釈をしてみたのですが、果たして合っているのでしょうか・・・
そんな雑談はいいとして、では本題に~
まずニース中央駅から市内に歩いていきます。
ニースにもゴシック建築のノートルダム寺院が。現在パリのノートルダム大聖堂は焼失してしまったのですが、さすがノートルダム!なんとなく雰囲気がよく似ています。
それにしてもフランスの女性はオシャレです。赤のワンピースに黒の革ジャケット、そして白のスニーカー、とてもお似合いです。←ピーコさん、はたまたゴン小西さん風に。
ニース駅から海岸の方に歩いてくると、広場が出てきました。
この後ろ側にも広場は続いています。夜はライトアップされていて綺麗でした。
音楽が聴けるワインバーのイラスト。イラストを見るだけで言葉が無くてもなにのお店なのか伝わってくるって、正にこの事ですね。
そしてニースのオペラ座に到着。
正面から見ると、上の部分なんてパリのオペラ座と何となく似ている部分があります。19世紀後半に建築されたようです。
オールディーズを思い出させてくれるこちらの建物は、お菓子屋の看板が掲げられていました。こういう古い雰囲気ある外観のお店は、時にして中はリフォームしては現代では他の売店だったりすることも多々あるのですが、こちらのお店は今もお菓子屋さんとしてオリジナルのHenri Auer名で商売を守り抜いていました。
そしてオペラ座の前の古い趣のある通りを歩いてると、その隣の大通りの先には海辺の光景が広がっていました。
Plage beau rivage です。ちょうどサンセット辺りだったのかこんなロマンティックなお空の色でした。まだまだ5月のヨーロッパは肌寒く海に入れる気温ではなかったですが、もうすぐここでも海水浴の人で一杯になるんでしょうねぇぇ。
そして夕飯。暴飲暴食を繰り返していて、旅の終盤はさすがにお腹空いてない…ので、何かつまめて軽く食べられるものを、と求めてたどり着いたところがタパスバー。
フランスはディナー時間が遅いというのもあり、早めの夕飯だとさほど混んでなかったりするのですが、お客さんゼロは怖すぎる!!
でもそんなお店に入ってしまいました。家具屋みたいなインテリアでしたが、雰囲気ありました。
溶かしチーズにインゲン豆のフライ(郷土料理?!)、そしてチキンウイングのBBQソース。
これが結構美味しかったのです。なぜお客さんイナイの?!
そして翌日はアート巡り。
まずめざすはシャガール美術館!
高台のところにあるとは知らず、街歩き感覚でスタート。
坂の中腹から、かつてお金持ちのご静養地ビラでした、と言わんばかりの建物が続きます。
この案内板もビラやレジデンスの名前が書いてあります。
噂のレジデンスはこんな感じ!!まだまだ立派な建物が一杯ありました。
そしてせっせと坂を登るとようやくようやくシャガール美術館が!徒歩だと意外と遠くて、途中心が折れそうになりました…
この色合い!シャガール間違いなしです。
あと、この不思議テイストの感じも!!シャガール感満載(笑)
あれ?こんな茶系の絵も描いていたのですね🤔
これは庭園の中にあるモザイクタイルの作品『天地創造』
コンサートホールのようなこのお部屋。なんと舞台がありグランドピアノが置いてありました。
そしてこのシャガールデザインのスタンドグラス!!光が差し込むとこんなステキな事に✨
こんなとこで生演奏が聴けたら最高ですよね〜
シャガールは長生きした画家でなんと97歳の人生だったようです!👏
そしてもう1人南仏画家といえば、『マティス』がいます。
ということで、まだ更に高台にあるマティス美術館を目指します。
・・・(;'∀') さすがにもう徒歩では厳しいのでバスに乗ろうとしましたが、なにせ時刻表の時間通りには来ず、本数が少ないこともあり30分近く待ってしまいましたがここでバス待つことにもギブアップ・・・結局重い腰をあげ再び歩き始めました(;'∀')
もう少しで美術館というところで、こ~んな高級ホテルが!!!
ホテルのカフェで一休みしたい衝動を抑えつつ、ゴールまであと少し!!!
はい、とうちゃーーーく。
ハワイアンキルトを思い起こさせるマチスデザインでお出迎えしてくれました。
こちらはマチスの作品ではないですが、なんか『書』『和』を彷彿させるこれまたステキな現代アートもありましたよ。
で、またまたマチスの作品。ペイントだけでなく造形や彫刻などもするマルチアーティストなんですね。
なんかこの絵画、その昔アムステルダムでマチス特別展としてやっていた時に見たような…
切り絵の様な何とも言えない魅力を感じます。
ピカソでもこの手のデッサン見た気がする!!この辺の年代の画家は一度は描くタッチなのか?!
マティスのデザインしたステンドグラス。マティスらしさも出ていて、モダンでシンプルなのですがブルーと黄色の色合いが調和していて素敵ですね。
一筆書きで描けそうなこの絵も、絶妙なバランスが要されます。こんなのが簡単に描けたらオッシャレぃですよね。
そして山頂に位置するマティス美術館を出て、帰りこそはバスに乗るぞ!と意気込んでいましたが、これまた全然時間通りに来ない・・・どうもループバスらしく、坂下と坂上をグルグル回っているみたいです。
待っている間に人がどんどん増えてきたので、歩いて降りることに。帰りは下りだし、楽勝と信じて・・・
フレンチ様式の建物を横目にテンションあげていきます。
見よ、この整った一本道!どこを撮っても絵になります。
そうしてようやく丘を下りきりました。途中、待ちに待っていたのバスが爽快に通り去りましたが、私はといえばこれまた停留所と停留所の間を歩いているという間の悪さ。。。
棒になった足を酷使しながら、なんとなくそのまま街中を散策。
シアターのポスターが素敵すぎます!!!夢がある!でも、現実になったらちょっと怖い・・・
そうしてお昼もだいぶん過ぎようとしている時間になってしまいましたが、ここで地元料理を食べることに。
B級グルメ風の門構え。郷土料理のsocca。おそらくガイドブックにもばっちり載っているような有名店。
お酒の注文のみ店内でして、お食事の注文はこの向かいにある行列をなしているところで買います。
ちなみにsocca(ソッカ)というのはひよこ豆でできていてお焼きみたいな感じです。右奥・手前のぐちゃぐちゃふうに見えるお料理・・・(笑)
そっかぁ~
わかってますが絶対ソッカを注文したら一度は言いたくなる古典ダジャレ。
そして、またまたここに出てきました~
昼間の地中海の青さ具合をチェックと!
“プロムナード デ ザングレ” (Promenade des Anglais)イギリス人の遊歩道
この景色、可愛くて思わず撮ってしまいました。
もしかしたら若者も混ざっているかもしれませんが、基本ご老人たちでした。
お天気もよく、本当にサイコーーーでした!!!
アズールやらリビエラやらプロムナードなどなど、南仏はイメージ通りで期待を裏切りません。あ、この南仏の旅で危うくスリに遭いかけたのもこれまたオキマリ?!
南仏〜カンヌ編〜
南仏の旅、二ヶ所目の観光地はカンヌ。
そう、国際映画祭で名を馳せている有名な街です。
滞在先のニースからはモナコ行きと反対の電車に乗って、30分程でカンヌ駅に到着。
実はカンヌ行きの電車に乗ろうとしている最中、スリに出くわし、財布まるごと持っていかれる危機一髪の状況でした。危なかった〜珍しく大金(あくまで自分の中での大金・笑)を持ち合わせていたので、すられたら当分は立ち直れないところでした。
カンヌではスリがいるから気をつけて!といったような情報を見たばかりだったんです。でもカンヌに向かうニースでスリに遭いかけました(゚o゚;;
さすが油断もスキもない…
お天気は快晴!!
当然ながらフレンチテイストがプンプンする可愛らしい街です。
早くも魅力的なお店、レストランやカフェが一杯💕
こ、これはカンヌ国際映画祭のシンボルマークでは?!
パルムドールではありませんか!!
街歩きには最高のお天気です☀️
こちらのホテルは映画祭のメイン会場のすぐ近くということもあり、映画祭の時期は多くの著名人が宿泊される hôtel barrière le majestic Cannes です。
見よ、白亜で堂々としたこの出で立ち✨
パリでよく見かけるこの広告宣伝用の塔。ナント、Colonne Morrisという名前があるらしいです。
この塔は緑色が大定番なのですが、むしろ緑以外見たことなかったのですが、今回初めて白色のを見て、感動!!白もステキ!
そしてこちらがカンヌ国際映画祭のメイン会場。
あと10日でなんと映画祭開催と迫ったこの時期、映画祭には無関係の一般人でも気分が盛り上がります。
みんななんちゃってレッドカーペットの上で、セレブなりきりポーズを写真に収めて楽しんでました📸
こういうミーハー感覚は世界共通なんですね。
フランスの大女優 カトリーヌ・ドヌーブのお手形。
お決まりのスター手形シリーズ。
これ見て、意外とこの人は手が小さいんだな〜とかそんな事に、いや、そんな事しかこの手形を見てコメントできないという有り様。
そして映画祭の会場の反対側がその近郊の景色は…というと、
ジャジャーン\\(۶•̀ᴗ•́)۶////
ステキ✨
映画祭とか関係なく街だけでも楽しめます。
この壁画も面白い。往年の映画スターが大集合。
高級クルーズ船がワンサカ。
今年のカンヌ国際映画祭のポスター。
個人的に好きなテイストです。
そしてお昼のランチは…
ヨーロッパはなかなか美味しい海鮮が食べれるところがないので、食べれるところに滞在しているのであれば、海の幸にありつきたい!
と、いう事で有名海鮮レストラン Astoux et Brunに入りました。
ダイダイダイ好物の生ガキとバイ貝(bulots)です。
生ガキは2種類試してみました。バイ貝はつぶ貝のような貝です。
お、オイシ〜!!!
そしてこちらは魚のスープ。すごく濃厚でした。
スープにはチーズとクルトンが一緒についてきて、お好みで投入できます。
こちらはホタテとパイ。さすがおフランス。ソースもとっても美味しかったです。
カンヌを堪能して、再びニースに戻ります。
国際映画祭以外にあまりイメージがなく期待していなかったカンヌ観光ですが、思いの他に綺麗な街で楽しめました。
ここにお住まいの地元の人たちは、大人な感じの上品さがあり、これぞまさに高貴な人たち!という風格のありました。
さすが高級リゾート地、納得です。
南仏〜モナコ編〜
ヨーロッパの春は、連休が続きます。厳しい冬を終え、春から夏に向けてヨーロッパの祝日は集中します。
ということで、5月の頭に3泊4日で南仏の旅へ行ってきました。
フランスのニースを拠点として、モナコ、カンヌ、ニースを観光しました。
観光第1カ所目は、モナコです。
モナコの首都、モンテカルロ。ニースからの電車で30分ほどで到着です。
モダンで綺麗な駅です。モナコの駅に着く電車は、片方イタリア方面から、もう片方はフランス方面からきます。
地下深い鉄道の駅を出てみると、そこはナント山の中腹でした。
この立て看板からもわかるようにモナコはイタリアとフランスの間に挟まれた世界で2番目に小さな国です。ネット情報によると、モナコは東京ディズニーリゾートと同じくらいの大きさだそうです!!
そしてここがモナコの観光地の目玉スポット、モナコカジノの広場です。正面は有名なカジノ・モンテカルロと、右側の建物はホテル・ド・パリ モンテカルロです。超高級感が漂っています。
アールヌーボー様式のエントランス。この建物はメインカジノではなく、その横に隣接する別の建物です。
このエントランスの横から続く café du Paris Monte-Carlo のテラス席でこの素敵な広場を見渡しながら、お茶ができます。そしてこのエントランスの奥には、カジュアル?な日本で言うゲームセンターのような雰囲気を醸し出す(笑)カジノがあります。
そしてこちらがかの有名なモナコのカジノ。 Casino de Monte Carlo です✨
そしてこちらのフレンチスタイルの建物が、有名高級ホテルの hôtel de Paris Monte-CarloですΣ੧(❛□❛✿)
こちらの高級車はホテルの前に我こそは!!と停まっていた車達です。
ホテルの中もチェケラッチョしてみたかったのですが、宿泊者でも無ければ、ホテルの有名シェフ Alain ducasseのレストランでお食事を取るわけでもないので、さすがに遠慮して外観だけに留めました。
でもお隣のカジノの建物には勇気を振り絞って入ってみました。
大理石をふんだんに使用してあり高級感イッパイでした。
そしてカジノのイメージアイテムといえばモチロンdice🎲
このサイコロのオブジェの奥にカジノの入り口があります。
ちなみにカジノの入場料金は、17ユーロほどするようです。つまりお金を使わないのに無料で観光できない仕組みになっています。
入場料金を記載した情報等がどこにも見当たらなく、そのこともあって恐らく観光客から何回も同じ質問をされていると思われるのですが、チケット窓口のスタッフは、めちゃめちゃ無愛想で怖いです(笑)
カジノの建物を出ると、このようなヨットハーバーの光景が!!これぞ私が思い描いていたモナコの光景です。
そしてメイン広場を離れ、少し離れた場所まで足を伸ばしてみることに。あと3週間ほどで開催予定のF1モナコグランプリの準備がされていました。
そして次に目指すは、モナコ大公宮殿。
その途中、賑わっている広場があります。ここに室内マーケットがありお昼過ぎで閉まってしまいますが、お昼はこの広場でお食事をしている人が沢山いました。
お昼ご飯を我慢し、同じところを目指しているライバルをここで一気に出し抜く作戦。
せっせと丘の上を目指します。
これぞモナコの海です。富豪所有のクルーズ船が停泊しています。
そして海の手前にもうすぐ開催されるF1のスタート・ゴール地点が設置されています。
ハァハァとようやく頂上に到達すると、宮殿があります。ここにモナコ大公レーニエ3世とグレースケリー公妃がお住まいだったのですね。
そう思うと大変感慨深いです。
よくよく見るとこの建物、違った作りの2つが結合しています。宮殿にしては珍しいタイプですね。
もちろん宮殿前には、衛兵隊が護衛の任務に就かれています。そして決まった時間帯になると、お決まりのこの儀式。
ロンドンのバッキンガム宮殿のようにたくさんの見物人もおらず、少し寂しげな中、きちんと業務を果たされていました。
そして宮殿の反対側には、お店や飲食店が連なって大変賑やかな雰囲気です。
グレースケリー妃がかつてこの路地を散歩されていた写真が残っています。
そしてこちらは、モナコ大聖堂。
モナコ大公レーニエ3世とグレースケリー公妃が結婚された教会です。また現在ではお二人がこの地に埋葬されています。
モナコ大聖堂の中の様子。ちょうどこの時お天気も良く、外の太陽の光が中に入ってきて、とても美しく神秘的でした。
協会の外にお二人の結婚式の写真がありました。
モナコの街のあちらこちらに国民から愛されたグレースケリー公妃の写真が展示されています。
そして丘の上から見下ろすこちらの景色は、グレースケリー公妃のお気に入りのスポットだったそうです。ここに住む住人たちは、まさか公妃に見られていたとはつゆ知らずでしょうね (゚ω゚)
モナコ宮殿は、このように高台の城壁中にあります。
お昼を食べようと宮殿から降りてくると、先ほどまでこの広場で飲み食いしながら賑わっていた雰囲気とは一転、飲食店も閉まっていたりと辺りは大変静まり返っていました。やっぱり混んでいてもお昼食にきちんと昼食をとるべきだと、やや後悔…
そしてF1モナコグランプリの雰囲気を味わおうと会場近くをぶらぶらしました。
こんな街中を凄いスピードで走るのですね!!
そしてこちらは観戦席の様子。フェンス越しで迫力満点のF1レースが見れるのですね。
レース会場と至近距離に建っているこのマンションの住人は、もれなく騒音が体感できてしまいます。…、…(汗) F1🏁ファンではない人にはキツイかも…
そして丸一日楽しんだモナコを後にし、ニース駅の電車に乗ります。
モナコはホテルの数が少なく、観光客は近郊から訪れている人が大半です。日本を後にしてから久々に乗った通勤ラッシュ並みの満員電車でした。
変な体勢で 30分ほど耐えながら、ようやくニースに到着。
くたくたになりました。
モナコは、思った以上に近代的で香港のような高層マンションの建設が建ち並び、噂通り小さな国でした。近隣の南フランスやイタリアと比べて浮浪者や路上生活者などが見当たらず安全な雰囲気がしましたが、正直少し作られた感じも否めない感じのする国でした。
しかしながら長年モナコでどんな国だろうと思い描いていたので、今回ようやく訪れることができて良い思い出になりました。
おまけ
こちらの壁はモナコのモンテカルロ駅の校外にあったベルリンの壁の1部です。まさかこんなとこで見れるとは‼️
Rijks restaurant ~ミシュラン星付きレストラン~
オランダで揚げ物以外の美味しいものを見つけるのは、なかなか至難の業。
そもそもオランダ人は食べ物に関して、新しい食べ物を口にするチャレンジ精神がないと思われます。その昔、語学学校に通っていた時のpotluck(各自が食べ物を持ち寄る)のイベントがあった時も、私が意気揚々と持って行った『たこ焼き』をお箸で開いて中身を確認された事がありました。しかもそんな事をするのが、これまた新しい味は試してみたいと思うだろうお年頃のティーンネージャーのオランダ人少女だったりするのです。
その後たこ焼きはというと、ぐちゃぐちゃにされなんだかますますミステリアスで怪しげな食べ物になってしまいましたが・・・
さて前置きが長くなってしまいましたが、そんなオランダでも美味しいレストランが近年では増えてきました。
そこで、アムステルダムのライクス国立美術館に隣接しているミシュラン星付きレストランRijksに、行ってきました。
レストランの窓から見える外の景色。奥に写っている建物は、もちろんRijks museumです。
アラカルトでも注文できますが、この日はコース料理をいただきました。なんとこんな風にに予めカテラリーが用意されています。なんとも斬新!!
そしてこちらはコース料理が始まる前に出てくるお通しのようなもの。アミューズドブッシュです。
このお皿のような役割を果たしているのは、なんと本当の木なんです!!このプレゼンテーションには、驚いたの一言です。
そしてここからはデザート。
見た目だけではどんなお味か想像が難しいお料理ばかりでしたが、どれも手の込んだ工夫がされていて、とっても美味しかったです!どしっとした洋食が多い中、さっぱりした感じのお料理で日本人の口に合うお味ばかりでした。
こんな上品な量でお腹いっぱいになるのか心配してたのも不要でした。ちゃんといい感じにお腹も満たされました。
こちらがRijks国立美術館の建物正面。
アムステルダムはお天気がわるくても街並みがとっても綺麗です。
パリ 〜老舗巡りの旅〜
私の住むオランダのロッテルダムからオランダ・ベルギー・フランスの3国を結ぶ特急列車のタリスで2時間半。フランスの首都パリに到着します!
到着早々お目当ては、おいしいカジュアルフレンチ料理。
オランダも最近ではレストランの質も上がり、以前とは比べようのないほど向上していますが、それでもなかなか手の込んだ美味しいお料理にありつけないのが現状。
フランスに着いたら一食でも無駄にできない!!食べたいものが一杯あるけれども、無念なことに胃袋は一個。
ホテルの近くにガイドブックにも載っているお洒落でお手頃なビストロがありました。
鴨肉の下にお芋のピュレ。普通はじゃがいもを使用したりするものですが、さすがフレンチ。サツマイモのような甘さのあるお芋を使った、他ではなかなかお目にかかないプュレでした。
パリの冬の街並み。このおしゃれな緑のフレンチマギャザン(←お店・笑)は老舗のお菓子屋さんです。実の所、中で何かを買った事は無いのですが、ここの写真を撮ると素人でも100発100中見栄えのする素敵な写真になるので、この前を通りすぎるときは必ず撮ってしまいます。
そしてこちらは高級ホテルリッツのあるヴァンドーム広場。
残念ながらあいにくの空模様。しかしこの曇り空も、フランスぽいのです。( ←見たことないけど、恐らく映画 シェルブールの雨傘を彷仏とさせる?!)
そしてヴァンドーム広場には、高級ジュエリーショップも店を連ねます。
そしてこの素敵なアールヌーボー建築の天井は、かの有名な老舗百貨店のギャラリーラファイエットです。昔から変わらない素敵な天井です。
そしてずっと1度は行ってみたかった café de la paix 。ついに思い切って行ってきました。なかなか入りづらかった理由としては、もちろん値段が高いと言うこと。また、その昔に聞いた嘘か本当かわからない話ですが、アジア人は窓側に座らせてもらえないと言うやや差別的でもある格調の高さと言う点です。
実際に中に入ってみると、ナント!日本人の店員さんがいました〜
この話が本当だとしても、もう今ではアジア人もウェルカムなのですね。よかったぁ。
このカフェは 1862年開業。157年続く老舗カフェです。
本日いただいたのは、ミルフィーユとコーヒーです。お値段は日本円にすると 3000円くらい言うところでしょうか。確かに内容の割に高かった気もしますが、でもこんなに高級感あふれるパリの一頭地で、長時間お茶することができたので、満足できました。
アール・ヌーヴォー調(←まだ言ってる…笑)のフレンチビルディング
そして夕飯は…
こちらもガイドブックから見つけた予約のできないビストロ『Frenchie』
お店はこじんまりとしている上に人気店ので、すぐ満席になります。
オープン前に少し並ぶくらいの気持ちで行かれる事をオススメします!
モッツァレラチーズの一種?ブッラータチーズのサラダ。どこがサラダ?!ってくらいサラダの概念を覆されました。
しかもブッラータを開いてみてびっくり‼️中からトロトロチーズのみならず、鶏のコンフィもでてきました。
本当に美味しかったです。
ピンクグレープフルーツのゼリーが上にのったフォアグラです。これも甘酸っぱさとクリーミーなフォアグラがよくあって、美味でした。
そして翌日は大好きな『オルセー美術館』へ。
大好きな画家👨🎨 ロートレックの作品。
そして、ゴッホの作品。オランダでも見慣れているのですが、やっぱオルセーに展示されていても力強さが素敵です。
そしてこちらも私の長年大好きな画家 モネの作品。
中でもこの二点はとっても大好きで、特に私の母が好きだったと言う影響もあるのかもしれません。
そして有名な印象派の絵画が沢山展示されているオルセー美術館には、他にもお気に入りの絵画が一杯あります。
ルノワールの作品
ドガの作品
もう1丁、ルノワールのモンマルトルを作品。moulin de la galetteの舞踊会。
そしてこちらも個人的に大好きなモネの作品。赤いポピーの花々と日傘をさす貴婦人のコンビネーションに、心惹かれます。
そしてまたまたロートレックの作品を発見。 Moulin Rougeの踊り子ラ・グーリュを描いた絵画。
そしてランチタイム。兼ねてからずっと入ってみたかったオルセー美術館のサロンの間。
お値段が高い割に、お料理は大したことがないとの前評判からなかなか行く機会がなかったのですが、この間に入ることを目的に今回は思い切ってトライ!
外から見ているだけでは想像できない位、素敵なお部屋でした。
こちらはブラックプディング。豚の血の腸詰のソーセージです。いつも気になりながらも未だ食べたことがなかったので、この機会に思い切って挑戦してみました。お味は思っていたグロテスクな感じとは違い、意外とあっさりしていて食べやすかったです。
そして、パリの街をぶらぶら。ヨーロッパの冬とあって、どんよりした寒いお天気でしたがクラシックな街並みと哀愁漂う空の色が、これはこれで調和しています。
ここはマレ地区にあるコメディー劇場です。いつも興味をそそられるのですが、何せコメディーを楽しめるほどの語学力がないのでなかなかトライできない場所の1つです。
こちらもマレ地区にある歴史図書館。建物もとても古く立派なのですが、図書館機能としては1763年にオープンした長い歴史があるようです。
さてこの建物は何でしょう?
これまたビックリ。消防署なんです(笑)パリならではの光景です。
そして楽しかったパリを後にして、帰途につきます。
パリ北駅。昔はとても怪しげで危険な香りがしていましたが、今は大きな警察所もあり治安面も改善され綺麗で明るいイメージに変わりつつあります。
そしてこの日車窓から見た景色。パリを少し離れるとこのような大自然の景色になります。寒いと思ったら、この日は真っ白な雪景色でした。暖かい車内から見るこの冬の壮大な景色は、寒さを体感せずに眺められるのでより最高です。
オランダと言えば…キューケンホフ!
オランダといってまず頭に浮かぶのが、チューリップ!春になると街中の花壇でもチューリップをいっぱい見ることができます。
(本当のことを言えば、オランダではチューリップ以外の花も沢山お目見えするんですが…)
と言うことで、かのチューリップで有名なキューケンホフに行ってきました。
世界各国から来園しています。オランダの空港スキポールからもキューケンホフ行きのバス+入園料のチケットが販売されています。
入ってすぐのところで既にもうこんな素敵な光景が!!
これは薔薇?チューリップでは無いですよね?この花はペインティングでしか見たことなかったので、実物を見て個人的に感動してしまいました。
こんな水仙は見たことがない!オレンジ小花 IN 水仙。
わぁぁ、やっぱり見応え十分です!!
赤いチューリップ絨毯。
こんなにカラフルなお花が勢ぞろいするとは〜
これは、なんの花?!チューリップの一種?!
こうやってみると白いお花も存在感ありますね。
お花はやっぱ赤とか黄色とか原色系がいいのかな〜
いやいや、パステル系のピンクや紫も素敵です。
Keukenhofは台所の庭という意味だそうです。ん?!どういう事?なんとなく意味がわかるようなわからないような…(笑)
私の大好きなお花の一つポピーです。
お花たちで、巨大花を表現⁉️
こういう色合いを見るのは、綺麗というだけではなくカラーコンビネーションの参考にもなります!
圧倒されるチューリップの光景もよいですが、こんな感じでひっそりと小路に続いていくラベンダーの絨毯も素敵です。
とは言え、これぞザ・チューリップの絨毯もやはり見応え十分‼️
手前に写っているボートで記念写真が撮れます。
オランダのイメージをふんだんに入れ込んだこちらの光景。風車に運河、そしてチューリップ(笑)
風車の下あたりにフォトスポット用の巨大木靴も置いてあります〜
はい、これで完璧!
こちらはキューケンホフの外の景色です。これぞ本当の自然なチューリップ畑の光景です。
そして小腹が空いたのでオランダ名物フリッツをつまみました。この可愛いフリッツ店は、キューケンホフを出た駐車場のところにあります。
ただこんな観光地にもかかわらず、家の近所や街中で買うのと同じような価格!!
そういう欲深さがないのが、オランダの良いところの一つなのかも知れません。
この長いオランダ駐在生活で、実のところキューケンホフに行ったのは最初の1、 2年の時に一回きりで、その時のキューケンホフの印象はさほどびっくりするようなお花の庭園という感じもなく、駐車場は激混み、 4月末5月頭のオランダの天候はまだ肌寒いといった様子で、もう行く事は無いかなと思っていました。
今回本当に久しぶりに行ってみると、以前曇り空の下で見たお花の様子と、太陽の真下で見る光景では全く印象が違い、やっぱりキューケンホフは人気観光スポットの1つであると実感しました。
ちなみにキューケンホフのチューリップ開花のピークは、 4月末のキングスデーあたりに調整しているとその昔に聞いたことがあります。
今もその説が本当なのかどうか分かりませんが、確かに4月中旬から末に行くのがベストだと思います。ただオランダの難しいところはこの時期お天気がコロコロと変わるため、雨が続いたり寒くなったり、そうかと思えば翌週はカラッと晴れ暖かくなったりと、予想するのが大変難しいです。
残念ながら、お天気の変わりやすいところもオランダらしさの一つなのです🇳🇱