南仏〜ニース編〜
南仏旅行編、最後の投稿は今回滞在拠点にしたニースです。
ニースと聞いて私の中で思いつくのが何故か単語のCôte d'Azur。それを聞くだけで個人的に『青い空、青い海』というイメージが目の前に広がるのですが、確かによくよくこの単語を直訳してみると、青(Azure)の隣(Côte)?!という解釈をしてみたのですが、果たして合っているのでしょうか・・・
そんな雑談はいいとして、では本題に~
まずニース中央駅から市内に歩いていきます。
ニースにもゴシック建築のノートルダム寺院が。現在パリのノートルダム大聖堂は焼失してしまったのですが、さすがノートルダム!なんとなく雰囲気がよく似ています。
それにしてもフランスの女性はオシャレです。赤のワンピースに黒の革ジャケット、そして白のスニーカー、とてもお似合いです。←ピーコさん、はたまたゴン小西さん風に。
ニース駅から海岸の方に歩いてくると、広場が出てきました。
この後ろ側にも広場は続いています。夜はライトアップされていて綺麗でした。
音楽が聴けるワインバーのイラスト。イラストを見るだけで言葉が無くてもなにのお店なのか伝わってくるって、正にこの事ですね。
そしてニースのオペラ座に到着。
正面から見ると、上の部分なんてパリのオペラ座と何となく似ている部分があります。19世紀後半に建築されたようです。
オールディーズを思い出させてくれるこちらの建物は、お菓子屋の看板が掲げられていました。こういう古い雰囲気ある外観のお店は、時にして中はリフォームしては現代では他の売店だったりすることも多々あるのですが、こちらのお店は今もお菓子屋さんとしてオリジナルのHenri Auer名で商売を守り抜いていました。
そしてオペラ座の前の古い趣のある通りを歩いてると、その隣の大通りの先には海辺の光景が広がっていました。
Plage beau rivage です。ちょうどサンセット辺りだったのかこんなロマンティックなお空の色でした。まだまだ5月のヨーロッパは肌寒く海に入れる気温ではなかったですが、もうすぐここでも海水浴の人で一杯になるんでしょうねぇぇ。
そして夕飯。暴飲暴食を繰り返していて、旅の終盤はさすがにお腹空いてない…ので、何かつまめて軽く食べられるものを、と求めてたどり着いたところがタパスバー。
フランスはディナー時間が遅いというのもあり、早めの夕飯だとさほど混んでなかったりするのですが、お客さんゼロは怖すぎる!!
でもそんなお店に入ってしまいました。家具屋みたいなインテリアでしたが、雰囲気ありました。
溶かしチーズにインゲン豆のフライ(郷土料理?!)、そしてチキンウイングのBBQソース。
これが結構美味しかったのです。なぜお客さんイナイの?!
そして翌日はアート巡り。
まずめざすはシャガール美術館!
高台のところにあるとは知らず、街歩き感覚でスタート。
坂の中腹から、かつてお金持ちのご静養地ビラでした、と言わんばかりの建物が続きます。
この案内板もビラやレジデンスの名前が書いてあります。
噂のレジデンスはこんな感じ!!まだまだ立派な建物が一杯ありました。
そしてせっせと坂を登るとようやくようやくシャガール美術館が!徒歩だと意外と遠くて、途中心が折れそうになりました…
この色合い!シャガール間違いなしです。
あと、この不思議テイストの感じも!!シャガール感満載(笑)
あれ?こんな茶系の絵も描いていたのですね🤔
これは庭園の中にあるモザイクタイルの作品『天地創造』
コンサートホールのようなこのお部屋。なんと舞台がありグランドピアノが置いてありました。
そしてこのシャガールデザインのスタンドグラス!!光が差し込むとこんなステキな事に✨
こんなとこで生演奏が聴けたら最高ですよね〜
シャガールは長生きした画家でなんと97歳の人生だったようです!👏
そしてもう1人南仏画家といえば、『マティス』がいます。
ということで、まだ更に高台にあるマティス美術館を目指します。
・・・(;'∀') さすがにもう徒歩では厳しいのでバスに乗ろうとしましたが、なにせ時刻表の時間通りには来ず、本数が少ないこともあり30分近く待ってしまいましたがここでバス待つことにもギブアップ・・・結局重い腰をあげ再び歩き始めました(;'∀')
もう少しで美術館というところで、こ~んな高級ホテルが!!!
ホテルのカフェで一休みしたい衝動を抑えつつ、ゴールまであと少し!!!
はい、とうちゃーーーく。
ハワイアンキルトを思い起こさせるマチスデザインでお出迎えしてくれました。
こちらはマチスの作品ではないですが、なんか『書』『和』を彷彿させるこれまたステキな現代アートもありましたよ。
で、またまたマチスの作品。ペイントだけでなく造形や彫刻などもするマルチアーティストなんですね。
なんかこの絵画、その昔アムステルダムでマチス特別展としてやっていた時に見たような…
切り絵の様な何とも言えない魅力を感じます。
ピカソでもこの手のデッサン見た気がする!!この辺の年代の画家は一度は描くタッチなのか?!
マティスのデザインしたステンドグラス。マティスらしさも出ていて、モダンでシンプルなのですがブルーと黄色の色合いが調和していて素敵ですね。
一筆書きで描けそうなこの絵も、絶妙なバランスが要されます。こんなのが簡単に描けたらオッシャレぃですよね。
そして山頂に位置するマティス美術館を出て、帰りこそはバスに乗るぞ!と意気込んでいましたが、これまた全然時間通りに来ない・・・どうもループバスらしく、坂下と坂上をグルグル回っているみたいです。
待っている間に人がどんどん増えてきたので、歩いて降りることに。帰りは下りだし、楽勝と信じて・・・
フレンチ様式の建物を横目にテンションあげていきます。
見よ、この整った一本道!どこを撮っても絵になります。
そうしてようやく丘を下りきりました。途中、待ちに待っていたのバスが爽快に通り去りましたが、私はといえばこれまた停留所と停留所の間を歩いているという間の悪さ。。。
棒になった足を酷使しながら、なんとなくそのまま街中を散策。
シアターのポスターが素敵すぎます!!!夢がある!でも、現実になったらちょっと怖い・・・
そうしてお昼もだいぶん過ぎようとしている時間になってしまいましたが、ここで地元料理を食べることに。
B級グルメ風の門構え。郷土料理のsocca。おそらくガイドブックにもばっちり載っているような有名店。
お酒の注文のみ店内でして、お食事の注文はこの向かいにある行列をなしているところで買います。
ちなみにsocca(ソッカ)というのはひよこ豆でできていてお焼きみたいな感じです。右奥・手前のぐちゃぐちゃふうに見えるお料理・・・(笑)
そっかぁ~
わかってますが絶対ソッカを注文したら一度は言いたくなる古典ダジャレ。
そして、またまたここに出てきました~
昼間の地中海の青さ具合をチェックと!
“プロムナード デ ザングレ” (Promenade des Anglais)イギリス人の遊歩道
この景色、可愛くて思わず撮ってしまいました。
もしかしたら若者も混ざっているかもしれませんが、基本ご老人たちでした。
お天気もよく、本当にサイコーーーでした!!!
アズールやらリビエラやらプロムナードなどなど、南仏はイメージ通りで期待を裏切りません。あ、この南仏の旅で危うくスリに遭いかけたのもこれまたオキマリ?!