Hakitoの怠け者生活

海外生活 なんとなく過ごす日々の中での発見

オランダの国とは?

オランダってどんな国?(いきなりオランダ親善大使ぶったこの出だし)

意外と国名は聞いた事あるけど、詳しくは知らない人が多いですよね〜

イエイエ無理もない、オランダの国土は日本の九州とほぼ同じ大きさで、オランダの人口は東京の人口の25%くらいだそうです!!!そう考えると小さな国なのに、割と知られている方なのかも知れません。

オランダは埋め立てて広げた国であり、国土の四分の一は『海抜ゼロ』だそうです。なので、海から水が流れてきたら海の底になるのです・・・淡々とした文面ですが、冷静に考えると、こ、こわい。

そういえば以前、日本からの旅行者と電車に乗っていると外の景色を見て「えええ、地面と川の高さがほぼ変わらないけど、水溢れて来ない?!」と驚かれた事がありました。見慣れた景色にすっかり何も思わなかったのですが、それから意識して見てみると日常の景色の中でも確かに水位が高い!大雨が降ったらすぐ溢れそうな水位ですが、でもこれがオランダのすごいところ。もちろん大雨が続いたりすると水が溢れ出ているところもあるようですが、でもほとんどの場合は、昔から水と闘って来たオランダの技術で防いでいるようです。

しかも埋め立てのせいで地盤沈下もしていて、古い建物なんかをよくみると結構前傾しています。特に首都のアムステルダムに行くと、よく傾いている建物を目にします。思わず心配でオランダ人に「建物が傾いているけどオランダの将来の事を考えると心配じゃない?」とタブーのような事を無邪気に聞いてしまったこともあったのですが、「ん〜大丈夫。日々対策や研究もされているし、何百年もかけてこれしか傾いてないんだから、倒れるまでにはまた何百年もかかるだろうし、その頃はまたきっと何かいい案が出てると思うよ。」とのことでした。うん、確かに・・・

 

さて次に日本人が呼んでるオランダというこの国名は、果たして正しいのでしょうか。答えは・・・ブッブー。オランダ人は自国をネーダランス(Nederlands)と言います。英語の正式名は、The Netherlandsだそうです。しかし、アメリカ英語ではホーランドと呼んでいるようです。

ネーダランスとは『低い国』という語源から来ています。そうなると、『オランダ』という名前はどこから来たのか?という疑問が出てきますが、実はオランダの国は12の州で成り立っていて、その中に北オランダ南オランダが存在します。それぞれの主要都市として北オランダはアムステルダム、そして南オランダはロッテルダムとなります。このことを踏まえると『オランダ』は、この二つの州を指す事となり正式には間違いとなります。

そうなの〜?!

この事を知った時は個人的には目から鱗が落ちて、その後暫くオランダを語る時は毎度のようにこのネタを使っていました(笑)言い過ぎたのか今ではさすがに飽きて、あまり言わなくなりましたケド・・・

 

そうそう、長崎にあるオランダ村『ハウステンボス』にまつわる話ですが、オランダに来た当初日本から旅行で帰って来たというオランダ人と知り合う機会があり、「私ハウステンボスに2回行ったことがあるよ!」っと言ったところ、「え!!ハウステンボス(Huis ten Bosch)ってオランダの女王(当時)が住んでる宮殿だけど?!」と言われて、ビックリした事がありました(笑)

それなら招かれたことないから行ったことないっす。。。(汗)しかし大胆な名前をテーマパークにつけたものだ…

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こちらが『ニホンのハウステンボス』中の建物でスタッドハウスのモデルになっている、『ゴウダ市庁舎』です。そしてスタッドハウスはオランダ語で市庁舎という意味です。

美しい建物ですよね〜。