Hakitoの怠け者生活

海外生活 なんとなく過ごす日々の中での発見

風刺ストリートアートbanksyの作品 Moco Museum

またまた昨年の冬の話で恐縮ですが、Moco Museumに行ったときの話を書き記したいと思います。

このMoco Museumは、なんとなんと、あのイギリスのストリートアーティストBanksyの作品を展示しています!アムステルダムのミュージアム広場の一角に位置し、そしてこれまた驚くことにオランダ国立美術館とゴッホ美術館の間の好立地に、2016年に私立美術館として開館しました。

私立美術館とあって建物は、1900年代にオランダの建築家が設計したステキな邸宅です。

 

こじんまりとしていますので、滞在する入場数が限られていて時間予約制になっています。

 

中に入ると馴染みのあるBanksyの作品が続々と飾られています!!

 

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この赤い風船🎈Banksyっぽい🎈って、Banksyの作品なんですけど…


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『想像してみてください、グラフィティ(落書き)が違反じゃなかった街を、皆んなが何でも好きなものを描けた街を。

全ての通りが、無数の色彩と少しの言葉で溢れている。

バス停で立っていた時、決して退屈ではなかった。

想像してみてください、こんな街を、そして壁にもたれかかるのは止めましょう。(ペンキで)濡れていますよ。』

 

ちょっといかにも、外人直訳丸出しになってしまいましたが、それでもニュアンスが伝わると嬉しいです。

とにかく、なかなかぐっとくる言葉だなぁ、と個人的には思いました。アートで溢れている街って、素敵だなぁ、って想像させられます❤️

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こ、これがこのミュージアムにあるBanksyの目玉作品!!教会のステンドグラスにグラフィティを施し、懺悔する青年?少年?の姿が。アートとは言え、勝手にグラフィティを、色んなところに描くのは一応違法なので、この作品はその事に対する、Banksyからの謝罪なのかな〜と解釈しています。


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なんかこの短い文からも、グラフィティに感する問いかけが伝わってきます。

て、哲学ですねぇぇ。


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『笑っていなさい。でもいつの日か私たちが担当しますよ。』

と言うことは、つまり、今は笑っているあなた、いつか覚えていなさい、という深い言葉なのです。

うーむ、考えさせられる。


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こちらはMoco美術館から見える景色です。

突き当たりに見える大きな建物はアムステルダム国立美術館です。


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どれもこれも深い!!


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で、この少女の絵はいろんなシリーズがあって、よく目にするBanksyの作品ですね。

やっぱり素敵です。


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また出た、この作品!!ピンクストラップの背景ともよく合う!!

 

そしてバンクシーを堪能した後は、世界でも有名な草間弥生ワールドへ。

 

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なんか南瓜が光って見えるんですけどぉぉ。

本当に草間先生の作品は素敵ですね。今から10年前くらいに、ロンドンのTate Modernミュージアムで初めて見たのを思い出します。その頃から世の中では有名だったはずなのですが、私は全く知らず、水玉・ガボチャの日本人アーティストの存在と作品に衝撃を受けたのを、覚えています。


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こちらの偽物?!と無礼にも一瞬疑ってしまったミッキーさんは、イギリスの現代美術家のDamian Hirstの作品でした!

彼の作品で有名なのは、骸骨💀の作品だそうです。

 

そしてその他の心に響いた作品↓


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そして、すっかり大好きになったKeith Haringの作品もありました!!👇


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あれ、こういう色合いの作品は見たことなかったけど、なんかこれもいいなぁぁ。

 

そして続々と、見たことある作品が一点もので展示されていました✨


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👆そしてこれ!!アメリカのアーティストRoy Lichtensteinの作品が!!すぐさまアメコミを連想してしまうのは、私だけでしょうか。

 

そして絵のアート以外ですごく素敵だなぁ、と思ったのがコチラ👇

 

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NYを拠点にしている現代アーティスト Daniel Arshamの作品。

おもしろい!!


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そして草間アートと似ているこんな作品も、一点ありましたよ(笑)

 

Mocoミュージアムは、現代アートがあまり得意ではない人でも、楽しめるような美術館でオススメでした。

多分どこかで無意識のうちに、目にした事があるテイストのものが一杯あったのも、身近に感れた理由なのかも知れません。

アートは、先入観無しに、初めて見て楽しむ方法と、先に勉強して、それを求めて実物を見に行き楽しむ方法があると思いますが、それに加えて作品を見て、なんかこれ知ってる!!という楽しみ方もあるな〜と思っています。

因みに私は、割と最後の楽しみ方が多いです。なので毎回美術館に行って、サプライズ並みに驚く事が一杯なのです。

 

是非是非アムステルダムにお立ち寄りの際は、行ってみてください☆