クリスマス旅行2018 Nancy in フランス 第2章
さてNancyの街についても、少し書き記したいと思います。
前にもチラっと書きましたがここは、19世紀〜20世紀頭にかけてヨーロッパを中心として起こった美術運動であるart nouveau(アールヌーボー)の作品が沢山残っている有名な都市です。私の中でアールヌーボーと聞くとチェコ出身のミュシャが真っ先に思い浮かんでいたのですが、今回それだけじゃないと言わんばかりの数々の作品を見れて本当に感激しました。
アールヌーボーのナンシー派と言われる芸術家で一番有名なのは、数々のガラス作品を残した『エミール・ガレ』です。
これこれ!これぞまさにドンピシャで私のイメージするアールヌーボー。こちらはエミール・ガレの作品です。
さて今回の旅では、40年かけて作り上げたフランスの中で唯一のアールヌーボー美術館であるという『Musée de l’école de Nancy』に行ってきました。
こちらは中心部からは少し郊外の、ローカル居住地区の中にあります。
建物入り口。なんだか門構えは意外と小さくひっそりしています。
入り口を入ると、いきなり庭園。お庭も木々のうねり感もアールヌーボー感が滲みでています!
そして写真の右側に写っている建物が美術館です。
入場料を払っていよいよ見学スタート。
この家具やはランプ、絵画全てがアールヌーボー作品です。
アールヌーボーの特徴の一つでもあるのが、この木製の曲線。
エミール・ガレの花瓶作品。
す、素敵すぎます。
因みにアールヌーボーは日本美術からの影響も大いに受けていて、エミール・ガレも自身の作品にジャポニズムを取り入れています。
まだまだ他にもご紹介したい作品が一杯一杯ありました。
そして美術館を後にして、その近くにあるマジョレル邸の外観のみ見に行きました。
1902年に完成したそうです。
最近改装したようで、なんだか屋根の部分の色がえらく現代風になってしまっている感じも否めません…
それでも素敵な邸宅です。
マジョレルもナンシー派を代表する家具デザイナーです。
ということで、丸一日芸術にどっぷり浸かったおかげで、辺り一面どこを見回してもすっかりアールヌーボーにしか見えなくなってしまいました(笑)
でも胃袋はしっかりジャポニズム(ん?使い方違う?!)のままで、夕飯はライスを欲してました。
という事であれこれ悩みましたが、インド料理に決定。
前の晩にお店の前で客引きしていたインド人のおじさんを思い出し、店前をチラついていたらバッチリ捕まりました!
カレーは安定の美味でした〜
ライスも本場インディカ米でした。安価でセットメニューがあったので、それにしたらデザートまでしっかりついてお腹パンパンになりました。
ここは意外とおススメです。