Hakitoの怠け者生活

海外生活 なんとなく過ごす日々の中での発見

クリスマス旅行2018 châteauホテル

クリスマスイブ。

ヨーロッパのレストランは、日本で稼ぎ時と言われるクリスマスイブクリスマス、それに26日(←祝日)もお店を閉めているところが多いのです。そう考えると『ヨーロッパのクリスマス』は、本当に『日本のお正月』に似ています。

しかしながら近年では、やや高級レストランなどは閉店せずしっかりオープンしています。ただメニューは決まったクリスマスコースディナーのみ。少しお値段は高くなりますがその分美味しいお料理にありつけるので、ここは割り切ってクリスマスディナーをするのが懸命かもしれません。

ここで気をつけなければいけないのが、当日飛び込みでお店に行ってもほぼ予約で一杯なので、事前に予約が必須という事です。これを怠るとまさかのクリスマスイブに『夕食難民』になります。

 

さてさてそんな我が家の今年のクリスマスイブは、シャトー(お城)ホテルで一泊フレンチディナーでした。

シャトーホテルで宿泊&食事は、私の大好きな旅プランで以前からちょくちょく行なっていましたが、最近ではフレンチフルコースが食べきれず遠のいていました。

今回訪れたchâteauホテルはsedanというベルギーの国境にほど近い小さな街でした。sedanはその昔、ナポレオン3世が包囲され捕虜になった場所だそうです。今回の旅行を行くにあたって、初めて知りました。いえ、詳しくは現地に着いてから知りました…

 

今回泊まったお城です。なんと街を代表する観光地の中でした!!1424年に築城。

f:id:Hakito:20190104085727j:image

 

到着したのは夜で真っ暗だったので、更に別の意味で迫力満点

恐る恐る城壁の中にはいると…


f:id:Hakito:20190104085619j:image

意外と宿泊客の車が一杯泊まってて、少しホッとしました。


f:id:Hakito:20190104085814j:image

うわぁぁ。でもやっぱりビックリせずにはいられません。

 

お城の中は、改装されていてとても綺麗でした。


f:id:Hakito:20190104085807j:image

壁は昔からの石をそのまま残している様子で、現代の物との『調和』がとてもいい感じに取れている清潔感のあるホテルでした。

 

そして今晩の目玉の夕食は…

 

晩餐会場!!きゃっ、素敵〜

f:id:Hakito:20190104085841j:image

中にはカジュアルな方もいましたが、ほとんどの人は正装していました。


f:id:Hakito:20190104085746j:image

本日のメニュー。

各2行ずつ書かれているうちの、上の段がお料理で下の段が一緒にサーブされるお酒です。


f:id:Hakito:20190104085737j:image

アペリティフのシャンパンからスタート

 

 f:id:Hakito:20190104085818j:image

こちらのお料理はお品書きには載っていません。突き出しのようなものです。


f:id:Hakito:20190104085643j:image
f:id:Hakito:20190104085750j:image

前菜二品


f:id:Hakito:20190104085715j:image

お口直しの洋ナシシャーベット。 

希望者には洋酒を注いでくれます。


f:id:Hakito:20190104085801j:image

メインディッシュ


f:id:Hakito:20190104085647j:image

写真を撮り忘れてしまいましたが、デザートの前にチーズ三種盛りがありました。

 

どれもどれも本当に美味しかったです!!さすがおフランス。このクオリティ、オランダでは食べれません。

正直メニューを見たとき最後まで食べきれるか不安でしたが、どれも大きすぎず程よい量で美味しく頂けました。でもやっぱり最後は満腹で、お腹も風船のように膨れ上がっていました。

 

翌日シャトーを再び見てみると、とても壮大でした。
f:id:Hakito:20190104085656j:image
f:id:Hakito:20190104085634j:image
f:id:Hakito:20190104085709j:image
f:id:Hakito:20190104085720j:image

夜に見たやや不気味だった場所は、なんとお城のミュージアムでした。

 

そしてsedanの街中を少しブラブラと見て、この地を後にしました。


f:id:Hakito:20190104085623j:image

クリスマス当日は、スーパーも含めてお店は全部閉まっています。ただパン屋は頑張って営業していました。やっぱりフランス人にとってパンは大切な主食なんですね。

 

この日のヨーロッパはこの冬一番級の冷え込みとなりすごく寒かったですが、お天気が良く清々しいクリスマスでした。

クリスマス旅行2018 Metz in フランス 

Nancyに2日間滞在して、次の滞在場所に移動。その前に近郊でフランス最古の街の一つでもあるMetzに立ち寄りました。

以前フランスの友人がここの出身ということで遊びに行った事がありましたが、それも今から6年の昔の話。また今の年齢で改めて行くと、前とは違った趣を感じることができとても良かったです。

メスはサッカーの川島選手が2年間所属していたサッカークラブの本拠地です。でも残念ながら私はあまりサッカーわかりませんので、果たしてここのクラブチームが強いのか弱いのかナゾです。

 

さて一般的にこの街で有名なのは、やっぱりここです!

f:id:Hakito:20190101040513j:image

サンティエンヌ大聖堂。ヨーロッパのゴシック建築のトップクラスの大きさです。外観だけでも彫刻が凄いことが明らかです。

f:id:Hakito:20190103071108j:image

よくよく見ると、マリアさまのお顔が『ドヤ顔』でちょっと愛着が湧きました。

 

期待の大聖堂の中は・・・

f:id:Hakito:20190103044940j:image
f:id:Hakito:20190103044616j:image
f:id:Hakito:20190103045054j:image
f:id:Hakito:20190103045047j:image

外観負けは全く感じません‼︎

なんとこちらの大聖堂内にあるステンドグラスの総面積は、ヨーロッパの中でも最大級との事です!確かにどれも精巧で美しいぃぃ。


f:id:Hakito:20190103044627j:image

クリスマスならではのオーナメントも上品に飾られていました。

しかし階段の段差にこのクリスマスリースを飾るお洒落センスは、欧米ならではな感じがします。(日本人は恐らく床に置くという事にやや抵抗が…)

これを機に是非とも見習いたいです。

 

そしてこの時期の街中はというと…この日は12月24日のクリスマスイブだったので、お店の閉店時間も早く、それどころか閉店しているところも多々あり

 

でも…でも…

 

やっぱりまたやってた、クリスマスマーケット!!(笑)

フランスのクリスマスマーケットにしては店舗数も多く、売ってるものも多種多様で面白かったです。


f:id:Hakito:20190101040524j:image


f:id:Hakito:20190101040502j:image

またまたバン・ショー(ホットワイン)を飲みました。ここのも独自のスパイスレシピで美味しかったです。

 

そして最近クリスマスマーケットでお気に入りなのが、焼き栗。

f:id:Hakito:20190101040530j:image

写真を撮るのを忘れて、がっついて食べてると残り一個に…食べきる前に写真に収める事が出来て良かったですが、やや淋しげ(笑)

『焼き栗』を食べると、子供の頃にクリスマスになると両親に買ってもらっていたパリでの幼少期が、今も自然と思い出されます。淡い想ひ出…

 

f:id:Hakito:20190101041512j:image

レトロなメリーゴーランドとレトロな街並み。子供が乗ってそれを親が見守っているだけの図なのですが、絵になる〜

 

そしてアルザス地方では、クリスマスちょっと前にある『聖ニコラの日』に食べるという『マナラ』という人形型のパンがあるのですが、初めてそのパンにお目にかかりました。


f:id:Hakito:20190101040539j:image

お店によって様々な顔や形なのですが、ここのがベスト1の可愛さでした。通常のは全く可愛くなく、むしろ手抜き感満載です(笑)

ここのは愛情一杯の仕上がり。しかもホワイトチョコでコーティング!

 

まだまだ見所一杯のMetzを後にして、次なる土地に移動しました。後ろ髪ひかれる〜

クリスマス旅行2018 Nancy in フランス 第2章

さてNancyの街についても、少し書き記したいと思います。

前にもチラっと書きましたがここは、19世紀〜20世紀頭にかけてヨーロッパを中心として起こった美術運動であるart nouveau(アールヌーボー)の作品が沢山残っている有名な都市です。私の中でアールヌーボーと聞くとチェコ出身のミュシャが真っ先に思い浮かんでいたのですが、今回それだけじゃないと言わんばかりの数々の作品を見れて本当に感激しました。

 

アールヌーボーのナンシー派と言われる芸術家で一番有名なのは、数々のガラス作品を残した『エミール・ガレ』です。

 

f:id:Hakito:20181227041015j:image

これこれ!これぞまさにドンピシャで私のイメージするアールヌーボー。こちらはエミール・ガレの作品です。

 

さて今回の旅では、40年かけて作り上げたフランスの中で唯一のアールヌーボー美術館であるという『Musée de l’école de Nancy』に行ってきました。

 

こちらは中心部からは少し郊外の、ローカル居住地区の中にあります。


f:id:Hakito:20181227041029j:image

建物入り口。なんだか門構えは意外と小さくひっそりしています。


f:id:Hakito:20181227041004j:image

入り口を入ると、いきなり庭園。お庭も木々のうねり感もアールヌーボー感が滲みでています!

 

そして写真の右側に写っている建物が美術館です。

入場料を払っていよいよ見学スタート。


f:id:Hakito:20181227041033j:image

この家具やはランプ、絵画全てがアールヌーボー作品です。


f:id:Hakito:20181227041019j:image

アールヌーボーの特徴の一つでもあるのが、この木製の曲線。


f:id:Hakito:20181227041023j:image


f:id:Hakito:20181227041231j:image

エミール・ガレの花瓶作品。

す、素敵すぎます。

因みにアールヌーボーは日本美術からの影響も大いに受けていて、エミール・ガレも自身の作品にジャポニズムを取り入れています。

 

まだまだ他にもご紹介したい作品が一杯一杯ありました。

 

そして美術館を後にして、その近くにあるマジョレル邸の外観のみ見に行きました。


f:id:Hakito:20181227041008j:image

1902年に完成したそうです。

最近改装したようで、なんだか屋根の部分の色がえらく現代風になってしまっている感じも否めません…

それでも素敵な邸宅です。

マジョレルもナンシー派を代表する家具デザイナーです。

 

ということで、丸一日芸術にどっぷり浸かったおかげで、辺り一面どこを見回してもすっかりアールヌーボーにしか見えなくなってしまいました(笑)

 

でも胃袋はしっかりジャポニズム(ん?使い方違う?!)のままで、夕飯はライスを欲してました。

という事であれこれ悩みましたが、インド料理に決定。

 

前の晩にお店の前で客引きしていたインド人のおじさんを思い出し、店前をチラついていたらバッチリ捕まりました!

 

f:id:Hakito:20181227041037j:image

カレーは安定の美味でした〜

ライスも本場インディカ米でした。安価でセットメニューがあったので、それにしたらデザートまでしっかりついてお腹パンパンになりました。

ここは意外とおススメです。

 

クリスマス旅行2018 Nancy in フランス 第1章

ヨーロッパの公式クリスマス休暇は12月25、26日の意外と2日間のみだったりするのですが、今年は12月22、23日が土日ということもあり24日もお休みを取ってクリスマス休暇にしている人も多くいます。ということで、我が家もその流れに便乗し3泊4日でフランスでクリスマスを過ごすべく、行って参りました。

 

今回訪れたNancyはフランス北部に位置し、近郊にはルクセンブルク、ベルギー、ドイツなどがあります。

とても歴史ある街で、古く素敵な建物が沢山残されています。

 

毎度のことながら出発が遅れお昼過ぎにオランダをでて、ナンシー到着したのが19時前・・・やってもた・・・当然ながら『真っ暗』になっていました。

 

f:id:Hakito:20181223084142j:image

Nancy中心部のスタニスラス広場。こちらの広場は世界遺産登録がされています。

この時期は、クリスマスイリュミネーションがされていて本当に綺麗でした。

今回は時間がなく夜しかこの広場を訪れなかったのですが、実は6年前の夏にもNancyに来た事があります。広場周辺にはクラッシックなカフェがありアイスを食べましたが、とても美味しかったです!夏に訪問されるのもオススメです。


f:id:Hakito:20181227210347j:image

この豪華な門の向こうには広い公園があります。

どうやら『白い孔雀』がいるらしく、今回は見れなかったのですがいつかお目にかかりたいものです。


f:id:Hakito:20181223084146j:image

 

f:id:Hakito:20181223084240j:image

この広場は、このような白いフレンチスタイルの建物で囲まれています。広場の中心部に立つと、まるで遊園地の作り物の中にいるような感覚になります。でも、ホンモノなんですよね〜。そこがまたニクイ。

 

そしてこの素敵な広場を通過すると・・・おきまりのクリスマスマーケットがやっていた!!

 

f:id:Hakito:20181223084640j:image

懲りもせずまたまた参戦!(笑)

 

f:id:Hakito:20181223084133j:image

ラクレットサンドウィッチ。

ラクレットチーズに3種類のハムの中から一品プラスできるというので、『生ハム』をチョイス。パンは炭火で焼いているのかとても香りが良く美味しかったのですが、ちょっと『焼きすぎ』じゃない?!正直中心部あたり焦げていませんか?!(笑)


f:id:Hakito:20181223084154j:image

そしてソーセージ&フライドポテト。このソーセージですが、ジューシーですごく美味しかったです!!!ついこの前、ドイツのソーセージ一番美味しいと豪語しましたが、いや、これが一番美味しかったかも?!(←すぐ一番入れ替わる説)

 

ここでおきまりのホットワイン(おフランスではヴァン・ショーと言います)も購入。最近気づいたのですが、フランスのホットワインはお店によって味が少しずつ違います。ここで飲んだのも初めの味でしたが、ドイツのと比べるとサングリアのようにフルーティな甘めの味で飲みやすかったです。


f:id:Hakito:20181223084129j:image

お腹パンパンでしたが、何とかデザートまで『気合い』でありつきました。大好きなフレンチクレープ。中はお砂糖のみでとてもシンプルなのですが、これがまた本当に美味しいのです。中身の味にごまかされる事なく、クレープ本来の皮の味を堪能できます。

 

そしてここにて本日のエネルギー全部使い果たし、この日の活動は the end。夜だけでもこんなにも活動できて大満足でした。

クリスマスマーケット Köln編

懲りずまたまたクリスマスマーケットに行ってきました!でもクリスマスマーケットもいよいよ終盤です。ドイツのクリスマスマーケットはほとんどのところはクリスマス前に終わるイメージです。今回行ってきたケルンのクリスマスマーケットも12月23日に終わります。

 

この日はオランダ・ドイツととても寒くてこの冬一番くらいの気温の低さでした。外の気温1℃2℃でしたが、体感温度は−7℃くらいで夜には雪が降りました。

 

まずケルンを語るにあたり、ケルン大聖堂は欠かせません。ケルン大聖堂は600年かけて完成された教会で、世界遺産でも有名です。大聖堂の中に入ると高い天井と精巧な彫刻された柱、またステンドグラスも素敵で圧倒されますが、外から見るだけでも建築物の凄さは一見の価値ありです。

 

f:id:Hakito:20181220002237j:image

f:id:Hakito:20181220002231j:image

 

そして今回の目玉は、このケルンのクリスマスマーケット。さすが有名な観光地、また大規模なクリスマスマーケットとあって、他のクリスマスマーケットと比べて観光客の数はすごいです。ヨーロッパでこれほど混み合った場所はなかなかないのですが、久々に日本の花火大会や新年の参拝を思い出し暫しノスタルジーに浸りました。ケルンのクリスマスマーケットは今年で3回目ですが、どの年に行っても混んでるイメージです。

しかしながらケルンの大聖堂クリスマスマーケットは誰もが思い描いているクリスマスマーケット像そのもので、お店の屋根も赤で統一していて歩いているだけで気分が上がります。

さて、クリスマスマーケットのゲートを入ると早速『押し合い圧し合い』しながら中央に進んでいきます。非情なようですが、年配者や子供もこの時ばかりは関係ありません・・・


f:id:Hakito:20181220002227j:image


f:id:Hakito:20181220002147j:image

毎年ポーランド食器を売っているお店が出店しています。


f:id:Hakito:20181220002203j:image

そしてようやく中心部に到着。ただあまりの混みようで、催し物を待たずにデンして(←どうやら関西弁らしい)すぐさま退散。

 

そしてケルンのクリスマスマーケットの凄いところは、大聖堂前以外にも近郊で3、4個クリスマスマーケットをやっています。


f:id:Hakito:20181220002250j:image

そのうちの一つで大聖堂のクリスマスマーケットのすぐ横で開催しているマーケット。規模としては凄く小さいですが、空いているのでここでようやくお決まりのホットドッグを購入。ただお得意の指差し注文時に間違えていつものスタンダードのソーセージではなく細ナガーーーイのをさしてしまったようで、値段も1ユーロほど高いものになりました。でもそれもそれで美味しかったです。やっぱりソーセージはドイツのものが世界一美味しいです!!!


f:id:Hakito:20181220011551j:image

そしてこちらは本日3箇所目。ここは人気の『小人職人のクリスマスマーケット』で、装飾物などが本当に可愛いです。でも今回は例年に比べ異常な程、混んでいました。


f:id:Hakito:20181220002217j:image

こんな感じで様々なことをしている小人の置物やイラストがあります。


f:id:Hakito:20181220002142j:image


f:id:Hakito:20181220002341j:image

装飾も可愛くて、まるでアミューズメントパークに来た感じです。

 

ここでようやく、グリューワインとポメスのアップルソースがけにありつけました。しかしながら本当にすごい人で、これだけを購入するだけでも一苦労でした。


f:id:Hakito:20181220002557j:image

こちらは以前、ここのクリスマスマーケットで持って帰って来たグリューワインのコップです。何種類か他にも小人職人デザインがあります。今年のはソーセージ職人で可愛かったのですが、一度このコップをコレクションし始めると家の棚で収拾がつかなくなるため、近年は断念しています。


f:id:Hakito:20181220002157j:image

アヒルちゃんもいました。サッカー王国のドイツらしくサッカーのユニフォームを着ているものもあります。なんで髪の毛、つけたんだろう・・・しかもよく見ると角刈りパンチじゃないですか?!笑

 

そしてケルンに来る前に、日本人駐在員が多くいる都市Düsseldorf に立ち寄ってきました。今年初めまで妹が住んでいたことがあり本当によく通いましたが、今回は久々の訪問になりました。

ここは日本人が多く住んでいるだけあって、日本食が食べれるお店が充実しています。

 

f:id:Hakito:20181220002152j:image

サーモン・マグロ丼を頂きました。本当に美味しかったです〜

中トロ丼もスゴーーーク美味しいです。クリスマスマーケットに行く前にお腹いっぱいにしてしまいました・・・

 

12月に入り色々クリスマスマーケット巡りしながら、寒く暗いヨーロッパの冬を乗り切るべく気分を盛り上げてきましたが、いよいよクリスマスもすぐそこです。意外とクリスマス当日はひっそりしていてお店やレストランも閉まっていたりと、日本のお正月のような感じです。それもそれで神秘的でいいのかもしれませんね〜

 

クラッシックコンサート コンセルトヘボウ

オランダの首都、アムステルダムにある世界屈指のコンサートホールのコンセルトヘボウにクリスマスコンサートを聞きに行ってきました。このコンサートホールでクラッシックを聞くのは過去2回ほど経験があったのですが、昨年から何かこの時期に優雅で特別なことをクリスマスイベントに取り入れたいと思い、コンサートホールに行くことにしました。そして先日、なんとか無事2回目を実現できました〜

 

コンセルトヘボウは有名ミュージアムがひしめく広場の一角にあります。ご近所にある有名なミュージアムには『アムステル国立美術館・ゴッホ美術館・アムステルダム近代美術館』などが有ります。

f:id:Hakito:20181215010916j:image

こちらの建物は、1888年に初めて公演されてから現在に至っています。残っている昔の写真と見比べても現在の物とほぼ変化が見受けられません。

 

この日は18:50にゲートオープン、そして19:30に演奏開始というスケジュールでした。観客はややオシャレな装いで来ていますが、すごくドレスアップしている人はさほど見受けれれません。またとてもカジュアルな人も中にはいるので、服装に関してはナーバスになる必要はないと思います。


f:id:Hakito:20181216085742j:image

開演までこちらのスペースでドリンクを飲んで待つことができます。ちなみに赤・白ワイン、コーヒー、紅茶は無料です。この写真から見ても、ドレスアップしている人はあまりいませんよね・・・恐らく、外国からの旅行者で観光後にそのままコンサートに来た感じの人も大勢いると思われます。

皆んな何を飲んでいるのかチラチラ見ていたら、コーヒーなどのノンアルコールを飲んでいる人が割に多かったように思いました。開演前にお酒を飲んで眠くなってはいけないという事なのか、はたまた眠くならないようにコーヒーなのか?!

ちなみに私は赤ワインを頂きました。ただでさえクラシック聴くとウトウトしてしまう傾向があるのに、ヤバい!!!

 

そして会場の中はこんな感じです。
f:id:Hakito:20181215010902j:image

近代的なコンサートホールに比べてそれほど大きなコンサートホールではありませんが、ちゃんと2階席もあります。クラシックな建物で本当に美しいです。


f:id:Hakito:20181215010932j:image

この日はクリスマスコンサートということもあり、ライトが赤っぽくなっていました。ステージの両サイドには邪魔にならないように、小さな可愛らしいクリスマスツリーが飾られていました。

 

コンサートの演奏時間はトータル2時間で、途中20分ほどの休憩がありました。

この休憩中に、またまた無料ドリンクがいただけます。

開演前に調子に乗って赤ワインを一気飲みしたせいか、予想通り一瞬眠気のあまり白目をむいてしまったので、この休憩では大人しくコーヒーにしておきました。


f:id:Hakito:20181215010925j:image

クラシックな白い天井と素敵なシャンデリアが調和しています。個人的にこのテイストがやっぱり大好きです。

 

そして後半がスタート。この日のコンサートはクリスマスキャロルなどの誰もが知っている曲をオーケストラとピアノ、そして合唱なので演奏されていました。クラシック音楽から近代のクリスマスソングをミックスしたクリスマス感を存分に味わえる構成で、大満足でした。


f:id:Hakito:20181215010911j:image

公演後のステージ。とても立派なパイプオルガンに惚れ惚れします。

 

このコンサートホールは『シューボックス型で音響が素晴らしい』と有名です。音響については素人すぎて音色がとても綺麗ということしか残念ながら語れないですが、ステージの後ろにも席があり360度から鑑賞できるというのは世界でもあまり例を見ない貴重な建築だと思います。

 

やっぱり無理をしてでも時々こういう『芸術』に触れる機会を作る事は、とてもいいなぁと改めて思いました。

実はその後、車を止めていた駐車場で海外ならではの有りえないハプニングが起こり、夜中12時過ぎまでアムステルダムに残留しなければいけない羽目になるのですが、それはまた機会があれば後日談としてご紹介させていただきます・・・

オランダの気候 天気予報泣かせ

12月のオランダは・・・朝8時過ぎから夜が明け明るくなり始め、お昼の15時くらいには早くも暗くなり始めるという、暗黒時代に突入しています。

最悪な日は、夜明けを迎えてそのままどんより曇り空が続き、太陽が出ないまま真っ暗になり気がついたら夜を迎えていたという、気分まで落ち込む日も少なくありません。そう考えると、日本の冬は気温は寒いとはいえ太陽が出ている日が多くて、過ごしやすい国だと思います。日本にいた時は太陽の重要性に対して意識したことがありませんでしたが、オランダにいると冬の太陽は本当にかけがえのないもので、人間は太陽の光に浴びないと何事もやる気が出なかったり、頭痛がしたりと体調にも影響が出るものだと実感しました。

 

f:id:Hakito:20181211042137j:image

このオレンジ色の街灯は、家の中の電球の色と同じです。ヨーロッパ人は日本のような蛍光灯はあまり好まず家の中もやや暗めです。この温かみのある電球の色は一日疲れた脳や精神を癒してくれて、また夜もすんなり就寝できる効果があるようです。しかしながら、この電球の元で本を読んだりすると視力が落ちるような気がして(実際落ちてるかも・・・)心配な点も否めません。

 

f:id:Hakito:20181211042226j:image

12月夕方6時の光景です。

オランダの景色は住宅と水路がうまく調和していて、街灯も水面に反射していたりとても綺麗です。

 

冬の天気はさておき、オランダの天気は本当に難しいです。例えお天気予報で『一日晴れ』と出ていたとしても、平気で昼過ぎから裏切られたりします。一時間おきにお天気状況がコロコロ変わり、快晴だったにも関わらず途中で大雨になる事とも珍しくなく、でもトータルすると晴れだった場合はこの日のお天気予報は当たりとみなされます。オランダ生活が長くなるとこの状況にもなれ、とりあえず折り畳み傘などの雨具を、心配のあまり一年のうち9ヶ月ほどは持ち歩くようになります。

そういう本日も本当に変なお天気で、朝曇り空、お昼は快晴、お昼過ぎ雨雲でそのまま小雨、15時あたり窓から入ってくる夕日が眩しくカーテンを閉めるという75%晴れという一日でした。

また本日のお化粧時の話ですが、丁度曇空で家の中も暗めだったこともあり電気をつけてオレンジ色の電球の元で行なっていました。そのまま来客があり、友人達と数時間楽しくおしゃべりをして皆んなが帰った後、鏡で自分の顔を見ると頬が真っ赤っかでびっくりしました。思い返すと、家の電気が暗すぎて発色が分からずチークパウダーをめちゃ叩いておりました…

おてもやんの私をみて、皆んなが一体何と思っていたかと想像するだけで恥ずかしい限りです・・・